はらっく傾奇者でござ候

管理釣り場メインではありますが、いろいろ書くので ”意にそぐわない方” は静かに御退室ねがいます。

生きていて良かった

読んでい切なくなったね、たいていこういう話しって殺されてしまう場合が多いけれど、アホな義理の父親に殺されていなくて良かった。



「おねがい たすけて」…事件前、8歳妹が折り紙に綴ったSOSの切なさ



 「おねがい ガッツから たすけて」。

 堺市堺区で、同居する内縁の妻の小学6年の長女(12)を暴行し重傷を負わせたとして、3月、傷害容疑で無職の松田和幸容疑者(32)が逮捕された。冒頭の言葉は、長女とともに虐待を受けているとして、堺市子ども相談所(児相)に保護された小学2年の次女(8)が、保護される数日前に折り紙に綴り、同級生に渡していた「手紙」。ガッツとは松田容疑者の愛称だが、松田容疑者は3年ほど前から内縁の妻や子供たちと暮らしはじめ、しつけと称して暴力を振るっていた。次女は「家に帰りたくない」「ほかの家の子になりたい」と同級生に打ち明けていたという。折り紙に書かれた手紙は、暴力にさらされた日々からのSOSだった。

 ■姉妹への激しい暴行

 事件が起きたのは1月23日午後2時ごろ。

 学校から帰宅した長女が、自宅マンションのリビングで寝転んでいたところに松田容疑者が帰ってきた。宿題をせずに昼寝をしていると激高し、拳で顔を殴った上、頭をヘアアイロンで殴った。

 さらにうずくまった長女の顔面を足で蹴り上げ、体を持ち上げてタンスにぶつけるなど、暴行は1時間半にわたった。長女は両目などに6カ月の大けがを負い、この時、次女も殴られたという。

 松田容疑者は3月14日に大阪府警堺署に逮捕されたが、調べに対し「腹が立って、しつけのつもりで殴った」と供述した。同署はこの日だけでなく、常習的に姉妹への暴行があったとみて捜査している。

 近くの住民らによると、松田容疑者は3年ほど前から、内縁の妻と妻のつれ子の女児3人と暮らすようになった。その後、四女が生まれ6人で生活していたという。

 松田容疑者を知る近所の男性は「言葉づかいが荒く、子供たちを怒鳴っている姿は目にしたことがあるが、まさか殴ったり蹴ったりしていたとは…」と話し、幼い姉妹が暴力にされされていたことにショックを受けていた。

 ■「いつ助けてくれるの?」

 「何かおかしい」。近所に住む次女の同級生の母親は昨年夏ごろ、次女の様子が気になり始めた。

 次女はこの同級生宅に遊びに来ていても、午後3時を過ぎると何度も壁の時計を見ていた。帰宅が遅くなると家庭でひどく叱られるようで、時間を気にしていたのだ。

 この母親は「ずっと時計をチラチラと気にして、その姿は異常なほどだった。当時は、よっぽど親が怖いのだろうな、と思っていた」と振り返る。

 ところが、次女が「(松田容疑者に)皿で頭をたたかれた」と話した。さらには食事も十分には食べさせてもらっていないようで、同級生には「学校に来ているほうが、給食があっていい」と漏らすことすらあったという。

 さらに同級生の母親は、別の近所の女性から、以前に次女の背中に大きなあざがあったことを聞いたため、虐待を疑って昨年12月に警察に通報。警察から連絡を受けた児相が、家庭訪問し松田容疑者に面会した。このときは、「しつけで殴ることもある」という松田容疑者に「やりすぎは虐待にあたる」として口頭での注意にとどめていた。

 この一件を境に、松田容疑者が同級生の母親に対して警戒心を強めたのか、次女はそれ切り遊びにこなくなったという。

 そして1月中頃、母親は近所でたまたま次女を見かけ、こう声をかけた。

 「なんかあったら、おばちゃんが助けてあげるから」

 すでに追い詰められていた次女は、この一言にすがった。

 「いつ助けてくれるの?」

 次女は学校で毎日のように同級生に懇願するようになったという。

 ■折り紙に託した「SOS」

 そんなある日、同級生は給食前に次女が折り紙に何か書いているのを見かけた。そして5時間目が終わった休み時間、「はい。お手紙」と折りたたんだ緑色の折り紙を手渡された。

 同級生は家に帰って母親と一緒に折り紙を広げた。そこに書かれていた「手紙」とは、SOSのメッセージだった。

 「○○ちゃんへ おねがい ガッツから たすけて」

 事件が起きたのは、このSOSの2日後だった。

 堺市によると、この姉妹については以前から、家庭にネグレクト(育児放棄)の傾向があるとして、学校や区役所の担当者が連携して見守りを続けていたという。

 しかし、学校生活では虐待を示すサインをキャッチできなかったことから、12月の同級生の母親による警察への通報までは、緊急を要するケースとは考えられていなかった。

 児相が姉妹を一時保護したのは、事件のあった翌日の1月24日。登校した長女の顔のあざに気付いた学校側が児相に連絡した。児相が姉妹に面会したところ、姉妹が「(松田容疑者に)殴られた」と話したことから、職権で府内の施設に保護した。松田容疑者が逮捕されたのは、姉妹が保護されてからだった。

 SOSの手紙を受け取った同級生の母親も、次女が学校に来ていないことを聞き、心配になって堺署に通報していた。そして、松田容疑者の逮捕後の報道で姉妹が保護されていることを知った。この母親は「ほっとした」と話しながらも、全国各地で絶えない虐待事件で、毎度繰り返される“警告”を発するしかなかった。

 「行政はもっと早く、姉妹を助けてあげることができなかったのか」