スピニングリールを使用していると、ラインの巻き癖でライントラブルとなる事が有る、特にナイロンラインがフロロカーボンラインよりもトラブルに見舞われる可能性が高い(ように思える)。
また、細いラインを使用していたり、もしくはわざとドラグを緩くセッティングしていると(自分は後者だなw)、ギーギードラグが鳴くたびにラインは捻れ(ねじれ)ながら巻き取られヨレていく。
キャストした瞬間はラインにテンションが掛かる、水面に向かって飛んでいくルアーの重みでラインは引っ張られ、巻き癖やヨレたわみは一切無くなるのだが…
問題というか、ライントラブルの元が発生するのはこの直後だ。
ルアーが着水し一気にラインへの張りテンションが0になる、引っ張られる力が無くなった状態、巻き癖が付いてヨレヨレのラインは、一気にクルクルと癖にまかせてカール状態に戻っていく。
で、この状態のままリールを巻き始めてしまうと… この時の釣り人は釣りたい一心で目線も神経も水面に刺さるライン、もしくは表層を泳ぐルアーを見ている、なのでヨレヨレにたわんだラインの事など目に入らず巻き取り始めてしまう、そしてリールをピックアップしようとすると、スプールでラインは大変な事になっている、それにも気がつかずまたキャストをすると、団子になったラインの塊で、ガン!とラインがガイドに引っかかったりして、初めてライントラブルに気がつく事になる。
主にナイロンライン、フロロカーボンラインでこの現象は起きますが、紐のようなPEラインでもドラグをギーギー鳴かして釣り続け、ライン交換を長い期間行っていないと起こりうります。
巻き癖が一方的に悪いわけではありません、新品のラインを巻いて翌日釣りに行くと、巻き癖が無さ過ぎて、逆にスプールにラインが馴染まず綺麗に巻き取れない、いつの間にかライントラブルが起きてこんがらがって、結局新品のラインを釣り場で何メートル何十メートルも切る羽目になります、トラブル対応中は釣りにならないので時間がもったいない、以前も書きましたが新品のラインはあらかじめ、4日前・5日前に巻いておくのがちょうど良い巻き癖が付いて良い。過去記事参照
対処法としてはやはりサミングをするしか無いでしょう、ベイトリールを使った事がある人なら、必ずバックラッシュを防ぐためにサミングを行います、最近ではサミング不要のベイトリールも出ているようですが^^;
スピニングリールでのサミング方法は、釣り人それぞれいろいろな方法が有るとは思いますが、自分は右手でロッドを持ってキャストするので、キャスト後に左手をリールに添え、飛距離のロスを減らすためラインに無駄な抵抗を与えないようやや上段に構え、飛んでいるルアーにトップガイドを向け一直線にするイメージ、出て行くラインが着水体制に入る前から、左手でラインを触りながら徐々に減速させて、着水と同時にベールを返す、それでもラインに糸ふけが発生するので、少しでもラインにテンションを掛けておきたいので、ロッドを立ててラインをピンと張るイメージにして、余ったラインを「素早く素早く」巻き取り、深いところを狙うならカウントダウン開始、表層を攻めるなら直ぐにリールを巻き始める。
と言った作業を繰り返しています。
要はラインにテンションが無くなった時にトラブルが発生しやすいので、常にラインが張った状態になるようにラインをコントロールする事が、ライントラブルから少しでも遠ざかる方法です。
先日甥っ子と鹿留に行った際も、甥っ子にスーパーアンダーゼロはキャストが難しそうなので、自分がメインで使用しているタックルを使わせたのですが、ライントラブル続出でした、たしかに長い事巻き直していないフロロカーボンの2.5lbライン^^; ラインテンションが無くなるとラインがクルクルヨレますwww
しかし自分が使えば一切とは言い切りませんが、まずライントラブルが発生する事は有りません、甥っ子のキャストを見ていると、やはり投げた後にサミング的行為は一切入らず、ポチャンと落ちてラインへのテンションが無くなった後の動作が遅い、ダラーンとさせたまま… そしてクルクル…
新品ラインは5日前に巻く、キャスト後はラインをたるませない。
これで必ず解決するわけでも有りませんし、マイクロスプーンなどをキャストする際は例外となりますが、試しにやってみてください、意識してみてください、きっとライントラブルが激減する事でしょう。
重めのスプーンやクランクなら、狙うポイントに投げる力より、あえて強く投げて左手サミングで飛距離を調整するって事も可能です。
以上、暇ネタでした。
天気良いな〜 釣りにでも行こうかな〜 ゴールデンウィークで混んでそうだな〜
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