はらっく傾奇者でござ候

管理釣り場メインではありますが、いろいろ書くので ”意にそぐわない方” は静かに御退場ねがいます。

ボーダーラインを観てきました

映画 ボーダーラインを観てきました。

メキシコの麻薬カルテルのボスを捕まえようとする、アメリカ情報局CIAの特別な権限を与えられた集団に、FBIの捜査官の主人公が志願し仲間入りするのだけれど、そこで見た作戦は法律の枠を超えた作戦行動ばかり、悪人を捕まえるためには何をしても良いのか? 最後の最後まで決めきれない主人公、ラストシーンがそのボーダーラインを守ったのか?守れなかったのか?は観る人の理解次第と言った問いかけだったのかな〜?





映像的に派手さも残虐さも控えめで、メキシコ麻薬戦争物としては物足りない気がしました、逆にリアリティが有ったのか? と言えばメキシコマフィアは派手で残虐な見せしめを行い、人々に恐怖を擦り込むのが常套手段としている連中、劇中首の無い死体が吊されているシーンが、遠目に短時間有りましたが、自分の知るメキシカンマフィアの見せしめはこんな物では無い、男女問わず警察官が全身バラバラに切断されパトカーの上に置かれたりする画像を見た事が有る、そう言った残虐な映像をもっと多く使って欲しかったが、この映画ではおとなしめだったのが残念。



※注意↓ もちろんグロいのでリンクを押すかどうかはあなた次第です)

 メキシカンマフィアの残忍な見せしめ、このような残虐な殺人はメキシコ麻薬戦争では日常茶飯事な出来事のようです、この事実を映画で映像としては流せないですね、あのくらいの引きの映像が限界かw

※注意↑ もちろんグロいのでリンクを押すかどうかはあなた次第です)


それ以外は、非常に良い映画でした、物静かなベネチオ・デル・トロ演ずるアレハンドロが、最初すっとぼけた感じで何者なのかな〜? 大したやつじゃ無いのかな? と思っていたら、時間が経つにつれすっげ〜冷酷な殺人マシーンだった、と言っても悪人を殺しまくるので一応の正義なのだが、こんなヤツを敵には回したくない^^; マフィアの大ボスを食卓で一家皆殺しにするシーンは、自身の恨みが有り、まず女房と子ども二人を射殺し、家族の命乞いをするボスに悲しみを与えた後に、良い間であっさりとボスも射殺した、気持ち良いけれど後味は悪い。

気がつくと主人公はベネチオ・デル・トロ?なんじゃないのと最後には思えてしまうほど、後半はFBIの主人公の影が薄くなる。


気になるシーンとしては、前半に有るウォーターサーバーの交換用の水を持って、拷問しに行くところで、なんで拷問相手の足を開かせたのか? そして排口のアップが映り、悲鳴ともうめき声とも聞こえるような聞こえないような、声が聞こえるだけのシーンが有ったが、どう言った拷問をしていたのか? 映像に出来ないような拷問をしていた事が想像出来るが、気になるというか知りたい。


一度見ただけでは理解できない部分が多かった、しかし印象的には良い映画なので、WOWOWで放映が有ればもう一度見てみたい。





この映画の評価は 鑑賞料が後払いなら2000円です。