毎月1日は映画の日で1100円均一となっています、レイトショーとあまり値段が変わらないので、くだらない映画を平日1800円で鑑賞させていることに少しでも償いの気持ちが映画業界に有るので有れば、映画の日は税込み1コイン500円で未来永劫営業してもらいたい物です。
「第9地区」と同じニール・ブロムカンプ監督の作品で、簡単に言うと第9地区同様に、大変切ない… 切ない… 良い映画でした。
映画・第9地区は強くてもおかしくないはずのエイリアンが地球でなぜか隔離され阻害され、大変みすぼらしい生活を送っている映画、監督は南アフリカ出身で人種隔離政策アパルトヘイトをイメージし第9地区を制作した。
チャッピーでは究極の人工知能(AI)と強力なボディを持つロボットが、強くて万能なスーパーロボットなのかと思いきや、やはり第9地区同様にズタボロの状況下に置かれている、強靱なボディに高性能のCPUを持っていますが、生まれたての赤ちゃんロボットのチャッピー、創造者であるエンジニアに育ててもらえず、ギャングに育てられてしまう、じょじょに悪いロボットに育っていくのだが、ギャングがチャッピーに母性をくすぐられチャッピーを愛し始めていく。
観ている自分もチャッピーがロボットに見えなくなってくる始末^^; また宗教的な事も考えさせられたりと、なかなかおもしろい映画でした。
気になった所としては、チャッピーがロボコップでライバルエンジニアのヒュー・ジャックマンが作ったロボットが、ロボコップ1でこれもライバルが作ったバカロボットに見た目も話も似ていた、オマージュだったのだろうか?
チャッピーのデザインがなんとなくだが、特に頭のアンテナのような部分が機動警察パトレイバーのAV-98イングラムの頭部に似ている、日本アニメが監督は好きだったりするのだろうか?
チャッピーのCGは見事という動きと見た目でしたが、大きな悪者ロボットは、やはり人型では無いのでモーション・キャプチャーが出来ず、見た目に雲泥の差があった、CGであー言うキャラをもう少し力を入れて作り込んで欲しいな、しかしあれだけロボット感丸出しのデザインで関節がスムーズに動いていたらそれはそれで変かな?^^;
120分有る映画でしたが、久しぶりに時間を忘れさせてくれる良い映画でした、まず第9地区を見てからぜひ映画館に観に行ってください。
二度と観たくない度は ★★☆☆☆☆☆☆☆☆2です。WOWOWで放送したらもう一回見たいな。
なお、ウィキによるとニール・ブロムカンプ監督は「エイリアン5」の脚本を構想中で監督になることが決まっているようだ、エイリアンは2以降いまいち、プロメテウスもいまふたつだったので、この監督であればエイリアンの脚本を考えるのには適役な気がします、エイリアン5ではあの超絶凶暴無敵なエイリアンが阻害され人間に手なずけられているかもしれませんね^^;
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