リドリー・スコット監督の「オデッセイ」を観てきました、火星探索でひとり取り残されたマット・デイモンが、植物学者の知識を使って火星で植物を繁殖させ、実を収穫し生き延び、助けを待つ映画です。
30代なら覚えているだろう、実際に1997年にアメリカが火星に送り込んだ、火星探査機 ”マーズ・パスファインダー” を掘り起こし通信手段に利用した時は、そっか!やるな、と思うも… それ以外は特に盛り上がるシーンは少なく、地球から助けを送るにも200日? とか掛かってしまう、どうにか間延びしないよう、地球での救出ミッションを考えるシーンをあれやこれや演出するも、やはり盛り上がりは今ひとつ。
火星ではどうにか生き残ろうと、無人惑星サバイバルが行われるが、特に宇宙人が出てくるわけでも無く、いろいろな事故は起こるもやはり盛り上がりが弱い。
スターウォーズみたいにしてよ!なんて観ながら思ってしまったりする始末^^;
合間合間に、女船長が火星に持ち込んでいた70年代〜80年代?のディスコミュージックが流れるのが間を繋ぐのに救いだが、この時代の洋楽に興味が無ければ救いにはならない^^;
NASAからの指示に従わずに、再度火星を目指す仲間の宇宙飛行士が居たりするのは格好良いのだが、実際だったらあり得ないだろう。
母船を爆破し酸素を放出して減速とか、宇宙服に穴を開けてスラスター代わりにするとかも、まず実際ではあり得ないと思う… 映画だからいいのかな?
ただ単に観ているだけだと、ひとりのシーンが多く退屈、まるでサンドラ・ブロックのグラビティの様な映画になってしまい退屈だが、この映画はいずれアメリカが行うであろう、火星有人探査への夢と希望を込めた映画なんだと、最後の方は思い込んで観ていました。
悪くは無いけれど、ドキドキワクワクおもしろい映画では有りませんでした。
2度と観たくない度 ★★★★★☆☆☆☆☆5個です、ノーカットで2時間20分を放送する地上波テレビ局は、チャレンジャーだなーと思いますよ。
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